Harley-Davidson FXR 1986メンテナンス

ハーレー FXR ライザー リコイル修理

初歩的なミスを犯してしまいました。

ハンドルを上下にゆすったら動いたので、ハンドルクランプのボルトを締めこんだらぬるりと嫌な感じ

雌ネジの山を締め付けのオーバートルクにより破壊してしまいネジ穴がバカになってしまいました。

中古のライザーを買おうか迷いましたがそんなタイミングよくお安い物は見つからないのでネジ山を修理することにしました。

いつものようにネット検索してみると、ネジ山を修正?作り直す物が売っておりました!

修正するネジによって色々サイズがあるので注意

今回のネジ山の確認方法はピッチゲージを使い確認していきます。

ピッチゲージとはネジの径の確認やネジ溝の間隔を測るのに使用します。

左ピッチゲージ 右がライザークランプボルト

こんな感じで使用します。ノギス等併用すればより確実ですね

以上調べた結果、ネジ径が5/16でネジピッチが18TPIということがわかりました。

リコイル準備

リコイルするにあたって用意した物です

①掃除機(金属の切カスを掃除するために使用)

②インパクトドライバー(ネジ穴の拡大に使用)

③インパクトドライバー用ドリルチャック(インパクトドライバーにドリル刃を装着するのに使用)

④さしがね(ドリルとタップの垂直を見るために使用)

⑤ノギス(ライザーネジ穴の深さを測る為使用)

⑥切削油(ドリルとタップ使用時に使用)

⑦エアーダスター(ライザー穴の切カスを吹き飛ばすのに使用)

⑧プラスチックハンマー(リコイルのタングを折る時に使用)

作業しててきずいたこととして、インパクトドライバーではなくドリルドライバーの方がいいです。インパクトの衝撃でドリルを破損させる恐れあり。

掃除機がなくてもほうき等あれば掃除するには問題なし。切削油やエアダスターはホームセンターで購入。電動ドリル等はホームセンターで貸出してくれるところもあります。

リコイル開始

初めに付属のドリル刃を使い穴の拡張を行います。

真っすぐ削れるか心配でしたが、穴とドリルがいい具合にはまりすんなり削れました。削りすぎを防ぐためにノギスで穴の深さを測り、ドリルにテープで印をつけて作業しました。

ドリルで穴を拡張させたら次はリコイルをねじ込むための溝を切り込みます

付属のタップを使用し、真っすぐにネジ山を立てていきます。

上記二つの作業を行う時は細かな切カスがそこそこでるので注意。

切カスをきれいにしたらいよいよリコイルを挿入

リコイルを挿入し終わったらタングを折って作業完了!

タングを折る部分の写真を撮り忘れたので別の写真で説明

リコイルキットにタングを折る工具も入っており、この工具を上から叩くことによってタングを折り取ることが可能。タングには切り込みが入っており少しの力で折り取れ、折った破片は工具のマグネットにくっつくので簡単に回収可能でした。

まとめ

初めてリコイルをしてみましたが、結構簡単に行えました。

今回2個のリコイルを行いましたが、リコイルをどこまで挿入するかがわからなくなり片方は深く入ってしまいもう片方は、穴から少し入れ込んだところでやめました。

一応どちらもしっかり締めこめたので注意深く様子を見ていこうと思います。

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