今回は予防もかねてクラッチケーブルを新品に交換します。
1984~1986までのケーブルと1987以降のケーブルは作りが違います。その辺も含めて紹介していこうと思います。因みに当方の車両は1986年です(^^♪
クラッチケーブルもちょいとネットで検索すると1万近いものばっかり出てきます。
でも・・見つけましたよその中でも比較的安価な物を
これです↓↓↓
新しいワイヤーには事前に注油をしておいた方が長持ちします。
注油にはチェーングリスを入れてみましたが、これが大失敗で、すぐにレバーが重くなってしまいました。今はラスペネで注油してます。
今ついているケーブルの取り外し(ミッション側)
最初にミッション側の調整ネジを締めこんでクラッチアームからワイヤーを取り外します。
1のナットを緩めることで2のボルトを締めこむことができます。2のボルトを締めこむ(時計回り)ことによってワイヤーが緩み、締めこむ(反時計回り)ことによってワイヤーが張られます。
ワイヤーが弛むことによってクラッチアームから取り外すことができます。
今ついているケーブルの取り外し(レバー側)
続いてレバー側を外していきます。ミッション側を外してから作業するのがよいかと思います。
レバー本体を外していきますが、レバーを外すにはまずスナップリングという特殊な外れ止め部品をスナップリングプライヤーで外さないといけません。手持ちのプライヤーではリングの穴に入らなかった為、やすりで工具を加工しました。
リングを外すとレバーの回転軸が外れます。
レバーと回転軸の掃除とグリスアップをしておきます。
新しいワイヤーの取り付け
現状のワイヤーの取り回し(ワイヤーの通している位置)で不具合がなければ外した時と反対の手順でワイヤーを通します。
クラッチの調整
ワイヤーを交換したらクラッチの調整をしていきます。
整備書によると年式でクラッチが違うようで、1984年初期は乾式クラッチで1984後期~1989年は湿式クラッチ、90年以降で形が変わるようですね。
今回のクラッチ調整は1986年モデルの物です。
最初にプライマリークラッチのカバーを開けます。
赤丸部分のネジを外すとカバーが外れます。
車両は垂直の状態にして作業しました。(傾いているとプライマリーオイルが出てきてしまうかもしれない為)
開けるとこんな感じになってます。
調整に使う工具です。
右側の工具は北川商会さんで購入しました。
こちらの工具を使用して銀色のナットを緩めます。
調整の仕方は真ん中のプッシュロッド調整スクリューをいったん締め込み、左側に3/4回転戻したところでナットで固定します。
最後にプライマリークラッチのカバーをつけます。このカバーボルトがなめやすいので注意。
これでクラッチ側の調整は完了です。
ワイヤー側の調整
クラッチレバーの遊びを調整していきます。
ここは好みもありますのでテストを繰り返して、いいつながり具合のところで調整しました。